ご無沙汰しております。長い冬を終え、短い春が開田にも訪れました。
春一番の行事は、野焼き。今では珍しい光景で、わざわざ写真を撮りに来られる方もいます。燃えた枯れ草が養分になって、肥えた土になり、新たに草花が咲きます。
そして次は、田んぼの作業「苗代(なわしろ)」、他の方も記事にしていますが、
投稿させて頂きます。
我が家は4軒が集まって共同作業で行っています。4月のはじめは、野焼きの作業があるので、だいたい3週目の土曜日に行っています。
その日に合わせて、去年の種もみ(精米する前のお米)を水につけて、発芽しやすくしておきます。
しかし、天気予報がどんどん変わっていき、とうとう一日中雨。でももう種もみの準備がしてあるので、雨天決行です!!
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もみ入れの作業の前に、ひと仕事。ガレージの屋根と軽トラをブルーシートで結び、
作業スペースを広げます。男性陣が雨の中、頑張っている間、女性陣はもみを入れるポットが壊れていないかチェックします。
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そしてやっと作業です。
私が開田にきた頃は、もっと手作業が多かったのですが、機械化が進み、随分と楽になりました。
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写真には写っていませんが、ハンドルを回すと、ポットが動き、肥料、種もみ、土の順番で入れられて、完了です。
写真だけだと簡単そうに見えますが、機械の組立等々始めるまでの準備があります。
お米の品種ごとにもみをかえて行います。
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少しずらして、置きます。ピッタリ重ねると穴にハマって取りにくくなります。
そしてこの作業を毎年小学校の5年生が見学&お手伝いに来てくれます。
5年生が作るもち米のもみ入れもします。大雨の中、先生と保護者の方々も手伝ってくれました。
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機械の前で説明を聞く子ども達。昔は田んぼの作業に合わせて、田植え休み、稲刈り休みと
学校が休みになり、子どもたちは家や親戚の田んぼの作業を手伝っていたそうです。
そして先日5年生は馬耕を行いました。馬耕(ばこう)とは馬で耕す(たがやす)こと、これもむかしは木曽馬を飼っていた家は田んぼや畑を耕すのに、行っていました。
馬の後ろに土を混ぜる「スキ」という道具を付けて、それを人がおさえながら、進んでいきます。まさに人馬一体となって進まないと上手く耕せません。
最後は馬の力を知るために、子どもたちが引っ張ってみますが…。
今年の5年生は体格のいい子が揃っていて、少し動き「すごーい」と保護者の方々や、テレビ・新聞の取材班、見学に来ていた保育園の子どもたちから歓声が上がっていましたが、
一度止まってしまうと動かず。馬力のすごさを感じてました。
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By ミルキー