4月〜開田の春は野焼きから始まる〜
- kimura kouki
- 4月28日
- 読了時間: 2分
春の花が咲く前
山菜ができる前
農作業が始まる前
まずは、野焼きが始まります

乾燥した草を焼くことで、害虫駆除や獣害対策にもつながります。
昔は、「山焼き」とも言われていて、採草地である山に火を入れて、草の成長を促す役割もありました。
現代では、畑焼きとも言われるように、休耕農地の草を焼いたり、畦を焼いたりします。
開田高原の景観を維持する役割も担っています。
道の近くの丘にも

木の側は、木に火が移らないように大人数で見守りながらやります

斜面は、下からの火をつける前に、上に防火帯を入れます
下からの時間差で火を入れて、火と火がぶつかり、打ち消される形になります

平地では風向きに注意しないと、想定外の方向に火がいくので注意が必要です。

火入れのあとは、黒い灰がのこり、肥料となります


防火帯に水をまきます
農業で使われる動力噴射機を使います
長いホースで効率よく、防火帯に水を撒きます
緊急時の消化にもなります。

その他にも、背中にシューターを背負います
水が入っていて、手元に水を噴射できる器具があり、初期消化や人しか入れないところを消化します。
小回りが利く反面、重たいので体力がある人が背負います。
そんな開田高原の野焼きは大人、器具を備えながら安全第一で行われます
人数をそろえること、役割分担をすること、体力や機敏に動ける人を配置することが重要です。
消防団も万が一に備えて見回りをしますが、地域の人が主体となって行う行事です。地域の人が責任を持って行うことが大切ですね。
強風や人数が揃わない場合は、縮小や中止をする場合もあるそうです。
開田の景色を守るためにも、これから安全第一で続けられたらと思います
記事作成:木村耕紀 2025年4月28日
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