馬のしっぽの毛が弦になり、山羊の皮の張ってある馬頭琴。開田保育園では馬耕など木曽馬と触れあう時間をもつこどもたちにとって馬は身近な存在です。
ホーミーは喉を鳴らして共鳴音を出す不思議な唄い方。
演奏が始まると子どもたちは笑ったりびっくりしたり真剣に聴いたり…
そして最後は一人ずつ馬頭琴に触らせてもらいました。
岡林さんはモンゴルでの旅や暮らしのお話もしてくれました。
モンゴルの子どもたちは4歳頃からひとりで馬に乗るのだとか。
あたり一面、草しかない場所なんだよ、でも星が綺麗なんだよ。
子どもの頃にみた星が綺麗で星が好きになり、星をみたいと思ってモンゴルに行こうと思ったんだ、とか。
岡林さんのモンゴルでの旅、暮らしのお話を交えたライブは、いつも引き込まれます。
モンゴルの人たちが効率性や生産性よりも楽しむこと、仕事と遊びの境界がないようなことを岡林さんが話していたことが印象的でした。それが本当の豊かさかもしれません。
岡林さんは五感が鋭く、開田高原でも鳥の声や自然の有り様をいち早く感じている。
きっとモンゴルのひともそうなのかな。五感を解放して大事なことに気づけるような、私も息子と一緒に、そんな感覚をこの土地で養いたいと思いました。
岡林立哉さんHP http://khoomiiman.info/
記事作成:2021年4月26日
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