開田高原らしい風景をつくる「そば立て」
これを作るためには、伝統的な技法が必要なのです




このお二人が師匠で、丁寧に教えてくれました
もちろん、言葉より「見て覚える」ことがたくさんありました
なんとなくやっている動作に全て意味があるんです



両手に持てるぐらいの束にして、藁でしばります。
これを「1ぱ(束)」にして、「7ぱ」を1セットにします

そして立てます。
やり方を細かく説明すると大変なんです
体を動かしながら、話を聞きながらコツをつかんでいきます

最後のほうは、教えがなくても立てられるようになりました

これで、乾くまで立てておきます。
今回は、天気もよく2週間で乾きまし

2週間後、脱穀に入ります
まずは、木の板に叩いて実を落とす



そして、こちらの棒で残った実を落とす

師匠達は「べ」と言っていたが、地区によって呼び名が変わるそうです

そして、最後は「唐箕(とうみ)」でゴミと実を分けて完了です。



今回は、大勢の参加と半分以下の面積だったので、刈り取り半日・脱穀半日の作業で終わりました。
面積が多かったり、師匠達だけでやっていた時は数日かかったそうです。
天気との睨み合いにもなるので、スムーズに行くときのほうが珍しいそうです。

今後はイベント的に行って、地元の方が多く参加できるようになると良いですね
記事作成:2021年10月25日 木村耕紀
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